2005-05-28
■ [Aivx]Aivx DVP-254レビュー
先日チラリと簡単な感想を書いたが、インプレスでもレビューが掲載され密かに人気らしいのでもうもう少し書き加えることにした。WindowsXPS2のコンピュータ、ST960822A、Aivxのファームは1.23を利用した。
■ オプション
そのサイズと車載用オプションが発売されていることから、車中での使用を考えている人も多いと思う。F本もその一人だ。本体とともに車載用のオプションキットも購入した。ところが、このオプションは大変チープで微妙に損をさせられた気分になる。外付けリモコン受光部が必要な人は買うことになるだろうが(汎用品があるかどうかF本はしらない)、シガープラグのみ必要であれば汎用品を購入した方が安価であろう。
■ ハードウェア
SeagateのST960822Aを装着したところ、起動電圧が足りないのか、USBからのバスパワーでは使用できずACアダプタを装着する必要があった(PCのUSBポート、液晶のUSBポートを使用)。HGSTのHTS548060M9AT00ではUSBケーブルのみで使用できたので、Aivxに限ったことではないがバスパワーにこだわりたい人はメーカやモデルに注意した方がよいだろう(追記:二股USBケーブルを利用することで、バスパワー動作が行えた)。因みに、付属のACアダプタはケーブルがあまり長くなく、微妙に使いづらい。
再生中は本体が非常に発熱する。HDDの発熱も幾ばくかあるだろうが、それにしても熱い。HDDの寿命が心配になる程だ。
■ 操作性
ファイラー画面では多少もたつきがある。決定ボタンを連打していると元のフォルダに戻ってしまっていた、ということがよくあるので注意が必要だ。また、上位ディレクトリ移動時に元のディレクトリではなく、一番上の項目である...(上位ディレクトリに移動)に強制的にポインタが合ってしまうのでディレクトリ間の移動にストレスを感じるかもしれない。ファイルの場合は、選択(再生)していたファイルにポインタが合うだけに、ディレクトリでも同様の動作をするように改善を望みたいところだ。(追記:6月20日に公開された新ファームで停止ボタン押下時に元いたディレクトリにポインタが合った状態での上位ディレクトリへの移動が可能になった。...選択時にも同様の動作にしてくれないのか理解に苦しむが、随分とマシになった)(追記:7月15日に公開された新ファームでファイラでの同一階層移動時のレスポンスが多少改善された。ただし、階層間での移動には相変わらずラグがある)
同一フォルダ内のファイルを名前順に再生していく。サブフォルダは再生されないので、別途選択する必要がある。
■ 再生性能
ファイルの再生はおおむね問題なく再生された。しかし、DVDのイメージによっては正しく再生できない場合もあった。MP3やOgg Vorbisといったタグ情報を持ったファイル再生時にファイル名しか表示されないのは少々残念ではある。また、音楽ファイル再生中は曲間はかなり長めなので、気になる人もいるだろう。
ファイル再生中の位置を記録することで、ボタンを押したときに記録位置から再生を再開するブックマーク機能が搭載されているが、一度電源を切ってしまうとボタンを押しても直接再生をすることができなくなる。ブックマークをしたファイルをファイラから再度選択すれば記録位置から再生を再開することができるが、どうにも使い勝手が悪い。
一般的なプレーヤであればPREVボタンを再生中に押した場合、ファイルの先頭→(再度押下)→前のファイル→……という動作をするが、Aivxの場合いきなり前のファイルに移動してしまう。これには流石に参ってしまう。
■ 不具合
MPEG1/2のいわゆる「生ペグ」ファイルで巻き戻し及び早送り、ブックマーク機能などのが一切できず、リニアにしか再生できないという現象が発生した。MPEG系のキャプチャカードを利用しているユーザにとってクリティカルな不具合といえる。MP3(lameをエンコード)やOGGでも同様の現象が発生する。
長めの日本語名がついていると、ファイラの画面でフォルダ名やファイル名が化けてしまう。実用に耐えないような不具合なので、早急な改善を望みたい。(追記:6月20日に公開された新ファームで巻き戻し及び早送りに関しては改善)
また、本体から出力される音量を上げると、直ぐに音が割れてしまう(AVケーブル使用時に確認)。ファイルでのレヴェルが大して高くなくても発生するので、恐らく不良かと思われる。根本的解決を望みたい。
■ 総論
コンパクトで携帯性も良い。WMVこそ再生できないものの、スペック上の性能も悪くない。ただ、使い勝手がお世辞にも良いとは言えない。ファイラの使い勝手などはクリティカルと言えるような欠陥こそないものの、細かい動作にストレスを感じるうちにやがて使わなくなる日がくるかもしれない。特に移動中にファイラを操作するのは苦痛で仕方ない。コンセプトは悪くないだけに大変残念である。
この類の製品によく言えることだが、代理店には完璧なローカライズときめ細かなファームの更新を望みたい。今後、上記のような不具合が改善されるかどうかはわからないが、メーカにファームの改善や更新を促すのも代理店の仕事であると自覚をして欲しいものだ。
特に、Aivxの場合、日本語の説明書が不親切な上、先ほど気がついたのだが5.1ch変換ジャックたる部品の径が本体とあっておらず挿すことができない。輸入代理店であるユートビアはもう少ししっかりして欲しいものだ。因みに、11日前にサポートを依頼したが未だに梨の礫である。
nyauun at ponkotsu.net
